皆さん、おはようございます!
インドはやはりロックダウンが延長され、本日より5月末までロックダウン4.0がスタートです。
昨日インド内務省から緩和の内容が発表されたものの、詳細な部分は州政府任せのようなので、本日からの州政府の発表を待ちたいところですね!!
さて、そんな中私はせっせと今週末に出演予定のインドトークリレーの準備をしています!!
一昨日より始まったオンラインイベント「インドトークリレー」
既に2名の講師によるトークが終わりインド愛にあふれた熱い盛り上がりを見せていました。
私もこの熱気を絶やさぬよう頑張ります!!
と、いうことで!
本日はトークリレーで私が話すテーマでもある「インド映画産業」について記事を書いてみたいと思います!
Contents
インド映画=ボリウッド映画ではない!
みなさんインド映画というとどんな作品を思い浮かべるでしょうか?
インド映画といえばみんな大体これは見てるでしょー!
「きっと、うまくいく(2009)」
絶叫上映で日本でも大ヒットした「バーフバリ(2015&2017)」が熱いよね!
そもそも日本で一番初めにインド映画ブームを起こした作品は「ムトゥ踊るマハラジャ(1995)」なんだよ!
さて、実はこの3つの作品、すべて違う製作地、違う言語で作られていることを知っていますか?
・「きっとうまくいく」はムンバイで制作されている「ボリウッド映画」
オリジナル言語はヒンディー語
・「バーフバリ」はハイデラバードで制作されている「トリウッド映画」
オリジナル言語はテルグ語
・「ムトゥ踊るマハラジャ」はチェンナイで制作されている「コリウッド映画」
オリジナル言語はタミル語になります。
インドで制作されている一番主要な映画がボリウッド映画なので、
インド映画=ボリウッド映画と思われがちですが、実はそれぞれの拠点により映画のテイストは大きく違います。
ちなみにこのボリウッドという名称はムンバイで制作されている事から、ムンバイの昔の呼称=ボンベイ(Bombay) の頭文字「B」を取り、アメリカ映画のハリウッドを掛けて「ボリウッドBollywood」と呼ばれているのです。
そこから派生し、チェンナイの映画製作拠点のコダンバッカムの「C」を取ってコリウッド、テルグ語で制作されていることからテルグの「T」を取ってトリウッドと呼ばれています。
インドの映画製作本数は世界第1位!!
実はインドは映画大国!!というのは結構有名な話かな!?
出典・参照:UNESCO(UNESCO Institute)
UNESCOの調査によると、2017年にインド映画は年間2000本弱製作されており、アメリカのハリウッドの3倍もの数の映画が作られています。
インドはぶっちぎりの1位ですね!
そして意外に日本も頑張っている!!
インド映画は国内シェアが高い!!
国内シェアが非常に高いのがインド映画の強みでもあります!!
出典・参照:UNESCO(UNESCO Institute)
同じく2017年のUNESCOの調査によると、インドの国内映画興行シェア率は85%でアメリカと同率の第2位。
イランがなぜか100%で1位なんですが、これは経済制裁により海外の映画が入ってこないからかな?!
ちょっとイランのその辺の情報が調べても出てこなかったので何とも言えないですが、だとしたら実質的に国内シェア率はアメリカと同率の1位ですね。
アメリカ人とインド人は自国の映画をよく見ているということだね!
そのため興行収入も大きく、インド国内だけで興行収入が20億ルピーや30億ルピーを突破する映画が沢山上映されています!
ちなみに純利益が10憶ルピーを超えた作品は “カロールクラブ” と呼ばれヒット作としての指標になっています。
100カロール・クラブ(100 Crore Club)は、インド映画で娯楽税を控除した後の純利益が100カロール(10億ルピー)を超えた映画作品を意味する非公式の指標。
2012年ごろまでに、100カロール・クラブは「”ヒット作”と宣言するための新たな指標」とされるようになり、ボリウッドではクラブ入りした映画作品が「エリート階層」と見做されるようになった。
ーWikipediaより
カロール(Crore)っていうのはヒンディー語で1千万の意味だよ!
カロールクラブ入りしたインド映画作品ランキング
※興行収入のデータはサイトによって違うので、今回はBox Office IndiaのIndia Net Grossersのデータを参考にしました。
第4位!
国内興行収入300カロール(30億ルピー)越え 「PK(2014)」
「きっと、うまくいく」でおなじみアーミル・カーンの作品!
是非見てほしい!私はインドで見たのですが、映画終了後インド人が総立ちになってスタンディングオベーションが起こった素晴らしい作品です!日本でも2016年に公開されました。
第3位
国内興行収入300カロール(30憶ルピー)越え 「Tiger Zinda Hai(2017)」
これぞ劇場で見るべき映画!!というアクションや戦闘シーンが見ごたえ抜群の作品!私は劇場に2回見に行きました(笑)
日本ではこの作品の前作にあたる「タイガー 伝説のスパイ」が2013年に公開されました。
第2位
国内興行収入300カロール(30億円)越え 「ダンガルきっと、つよくなる(2016)」
アーミル・カーン作品強し!!自身が達成できなかったレスリング王者への夢を娘に託す父親の話。アーミル・カーンの肉体改造(太っている現在と筋肉もりもりだった過去)にも注目です。
現在、日本でNetflixで見られます。
第1位
国内興行収入500カロール(50憶ルピー)越え 「バーフバリ2 王の凱旋」
キター!!バーフバリ2、ほんと圧倒的に売れました!
4位~2位まではボリウッド映画だったのに対し、ここでテルグ語映画の登場です!
これは劇場で(ツッコミ入れながら)みんなで見るのが楽しい作品。
ヤシの木のシーンはいつ見ても笑ってしまう…。
海外でも人気のインド映画!!
日本ではまだまだ浸透していないインド映画ですが、日本以外の海外では結構人気が高いんですよ!
2017年中国では先ほどご紹介した「ダンガルきっと、つよくなる」が公開され大ヒット!!
中国でのアーミル・カーンの人気はすさまじいものとなりました!!
こちらは古い記事ですがあのレディー・ガガがボリウッド出演に意欲的との記事。
この記事で書かれているように「ボリウッドがすべてよ!!」って本当にツイートしてた!!
Screw Hollywood. It's all about Bollywood. http://t.co/Q31ZcY3K
— Lady Gaga (@ladygaga) October 31, 2011
まとめ・・・
・インド映画は製作本数世界No.1!!
・インド映画は国内だけでもめちゃめちゃ売れてる!!
・インド映画は海外でも大人気!!
どうですか?
インド映画スゴクない?
インド映画の事もっと知りたくなってきたでしょ!??
そんな方はぜひ今週末、
5月23日(土)の日本時間21:00~の「インドトークリレー」にご参加ください!!
インド映画大好きで、インド映画の撮影現場に日本人俳優のコーディネーターとして参加したワタクシ金田彩花が、インド映画の事&インド映画の撮影現場の事、沢山話します!!
オンラインでお会いできるのを楽しみにしてます💛
是非よろしくお願いいたします!
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